執事と羊




「っ.........!」



気付いてたんだ...

普通気付くよね?


あんな沢山のキスマークが付いて
気付かな方が可笑しい。



でもいざ言われてみると...
答えづらい。






「...言いたくないのなら結構ですけど。
美優お嬢様の事が心配だったので......」



宝井さんのせいじゃないのに...




「あ......のね?
これ、羊に...付けられた...」




「やはり、そうでしたか....」



案の定、顔を歪ませて何か考えている様子






「.......でも......あたし嫌だったの...」



「何がですか?」



「宝井さんに付けられた時は
嫌って感じなかったのに、
羊に付けられた時
涙出るくらい嫌だった.........」