執事と羊




大分、時間が経って
ようやく落ち着いてきた........



宝井さんは何も言わず
抱きしめてくれている。




「...宝...井さん...

もう、大丈夫......です....」



改めて抱きしめられていることに
緊張して上手く喋れなかった....






「では....部屋に戻りましょうか?


あと、首元のソレ隠さないと
奥様に言われますよ?」



「あっ....うん....」



言われてキスマークを付けられた
ことを思い出した。



なんで羊にキスマークを付けられた
時は嫌だったのに
宝井さんに付けられた時は
嫌じゃなかったのだろう.....







「行きましょうか。」



「はい...」


服の乱れを直して
倉庫を出た。