執事と羊






「美優お嬢様の気がすむまで....
どうぞ、私に縋って下さい。」




美優お嬢樣の頭を壊れないように
優しく撫で、
俺の腕の中に美優お嬢樣を引き込んだ。





今だけは.....""執事""の宝井じゃなく
ただの""男""として頼って下さい。






「ぅっ......ヒック......」




美優お嬢樣が何をされたのか
無数のキスマークを見れば何となく分かる。





だからこうして
言葉にしないで
抱きしめる強さで気持ちを伝える。




「美優お嬢樣......」






それだけしか言えなかった。






ただ、ずっと抱きしめていた。



俺の力が強すぎて
壊れてしまうくらいまで.....