どうしよう…。
俺…嬉しくて、涙出そう。
「送ってくよ!家どこ?」
「T町だけど…」
「よし!俺の家と反対方向だ!さぁ、乗って!」
「荒川君、よし、の使い方間違ってるよ?」
歩ちゃんはプッと吹き出すと、自転車の後ろに乗った。
俺は力いっぱい自転車をこいだ。
急な坂道だって、今は負ける気がしない。
2月の風は冷たいけど、熱くなったこの顔には心地良かった。
ホワイトデーはどうしようかな…。
一ヶ月後の妄想、いや、想像に胸を躍らせながら、俺はスピードをぐんぐん上げていった。
−終わり−
俺…嬉しくて、涙出そう。
「送ってくよ!家どこ?」
「T町だけど…」
「よし!俺の家と反対方向だ!さぁ、乗って!」
「荒川君、よし、の使い方間違ってるよ?」
歩ちゃんはプッと吹き出すと、自転車の後ろに乗った。
俺は力いっぱい自転車をこいだ。
急な坂道だって、今は負ける気がしない。
2月の風は冷たいけど、熱くなったこの顔には心地良かった。
ホワイトデーはどうしようかな…。
一ヶ月後の妄想、いや、想像に胸を躍らせながら、俺はスピードをぐんぐん上げていった。
−終わり−

