嘘だった






何もかもが嘘だった






自分に嘘ついて言い聞かせていた





由美を愛することで裕子を忘れようとしたけど





それは自分の首をしめているだけだったんだ




裕子に似ている由美と一緒にいることで



裕子に会いたくなった
恋しくなった





裕子のことが好きで好きで





それしか頭の中になくなってしまったんだ