「裕子…。




ほんとにいいの?俺と付き合って…。
裕子につらい想いばっかりさせると思う…。


俺はっ…裕子の側にずっといたいけど…。けど」







「お兄ちゃん」







裕子が俺の言葉を遮った








「お兄ちゃん愛してる。





どんな想いをしてでもお兄ちゃんと一緒にいたいの。」










周りの音や景色が





何にも見えなくなった



聞こえなくなった