「おまえさっきの時間どこでサボってたんだよ」

なんとかダルイ体をひきずり教室に帰ると、席につくなり拓海が「誘えよ」とばかりに声を掛けてきた

「おー・・・悪い、ちょっとな」

拓海には悪いがそれどころじゃない
自爆とはいえ、とんでもない女になっちゃんを盗られるか自分が飾り用彼氏になるかの瀬戸際だ

「なんだよ、なに真剣な顔してんだよ?キモチワルイ」

拓海が俺の様子に訳が分からないって顔をしてるが応えずに窓の外をなんとなく見た

「あ、」
三年の色ジャージの集団が次は体育らしくグランドに見えた その中に例の先輩も居た