「お前って家でもそんな『なっちゃんバカ』やってるわけ?」
昼休み、まだ写真を見ながら上機嫌の俺に拓海が聞いてきた
「バレない程度には押さえてるけど・・・まーわりと?」
「・・・なんだよバレない程度って気色悪いな」
そりゃもちろん
「だーからヤっちゃいたいぐらいなっちゃんラブってこ・・・んっぐ」
口にパンを突っ込まれて塞がれた。
「フツーに言うなボケ」
あんたが聞いたんでしょが
「しかしまー・・・寄ってくる女蹴散らしてブラコンてのはもったいないけど、これじゃなっちゃんも女つくる隙がねーなぁ」
苦笑いしながら拓海が「気の毒に」と付け加える
冗談じゃない。なっちゃんが女と映画観たり飯食ったりちちくり合ったり(?)なんて考えただけでも泣きそーよ、俺
「あーヤリてー」
なっちゃんと。
「マジ、キモいんですけど」

これが学校での日常。こんなキモい話に呆れながらも16年間付き合ってくれる拓海にホントは結構感謝してるけどね