「だから・・・俺・・・」
あぁ・・・困った顔してる。なっちゃんゴメン。でも冗談にしないでくれてありがとう

「気持ち悪い?俺にこんなこと言われて」
泣きそうになっていくなっちゃんを抱きしめたい気持ちを押さえて、それだけは聞きたかった

首を横に振って
「気持ち悪くは・・・ない」
ホッと胸を撫でおろす俺。
「ん、ありがと。言いたかっただけなんだ俺」

なっちゃんの困った顔はまだ戻らない。
「明日から避けたりしないでくれよな」
お願いします、と頭を下げると
やっとなっちゃんが小さくだけど笑ってくれた

「うん、わかった」
よ、よかった―――