付き合えって言うから・・・どこ行くのかと思ったら
「春夜・・・お前なぁ?」
「んー?」

俺達が着いたのは家から道二本向こうの公園だった

「こんな近所の公園何の用だよ?」
子供の頃以来前を通ることはあっても中の様子も気にとめて見たことがなかった
「いや?用は無いけど久々じゃん。なっちゃんとまた来たいなーと思って」
タイヤに腰掛けて春夜が心底嬉しそうに笑う

「変な奴・・・」
でもまーいいか。
確かに懐かしくて、ちょっと気分が良くなるよーな天気だ

春夜が立ち上がってブランコに向かう

うっわ・・・ちっちゃ!!!

「お前それ、座れてんの?つか鎖切れるぞ」