「もし、俺があの三年と付き合ってなっちゃんにバレたら・・・どーなると思う?」

俺は拓海の返事に気をしっかり持つ為に両手をグーでしっかり握った

少し間が空いてから、
そりゃ・・・、と拓海がケロっとした顔で俺に向かって言った
「俺のこと好きって言って散々悩ましてついこの間無断でキスしたばっかじゃねー?やっぱり軽~い気持ちだったんだ。女がいいんだ。あっそ、俺もさっさと彼女つくろ―――って具合?」


もー俺は拓海のセリフをまんま言うなっちゃんがリアルに浮かんで聞いた瞬間に意識が遠くなって握った手にすら力が入らなくなったね・・・

「違うんだなっちゃん、不可抗力なんだよ。俺が好きなのは一生なっちゃんだけなんだよ」
俺は無意識に目の前の拓海に向かって言い訳をはじめてた

「いや、俺にそう言われても・・・つか恥ずかしくねーの?おまえ」

ドン引きな拓海の姿は既に目に入ってなかった