秀の手にマイクがわたされる。


「えっと…

初めまして。
生徒会長をつとめさせていただくことに
なった 中村秀吾です。


僕が生徒会長になったからには

よい学校にできるよう精一杯努力します
のでご協力お願いします。」



わー
生徒会長っぽい……

僕って言ってるせいか、
なんか優等生!って感じがする。



ちょっと…いやかなり


格好いい!!


惚れ直しちゃうよ。



ぽーっと秀を見つめていると
ばちっと目があった。

あ、とわたしが小さな声をだすと
秀は少しあやしく笑った気がした。



…ん?

なんだろう今の……?