これから自分が言おうとしてることを
考えるだけで顔があつくなる。

でも、自分の気持ちちゃんと口で伝える
んだって決めたんだもん。


勇気だせわたし!



「あのね、秀……


わ、たし秀が すきだよ…。

秀が1番好き………


ちゃんと説明しないで不安にさせるような
ことしちゃってごめんね?」



真っ赤になっているであろう顔を見られたくなくて秀の肩の辺りに顔をうずめた。


しばらく沈黙が続き、反応のない秀の顔を
のぞきこもうとすると秀は自らの手で顔を
隠した。


「お願いみないで…顔赤いから」


秀の一言にきゅんきゅんしながらも、
秀の赤くなった顔が見てみたいという好奇心がわいてくる。