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秀と、初めてケンカしてしまった。
というよりは初めて秀を怒らせてしまった。

ずるずるとソファーに沈みながらさっきまでのことを思い出す。


秀はやきもち妬いて拗ねたりはしたけど
あんな風に怒ったことはなかった。

すごい、怖かった…。




その時、携帯が鳴った。
開いてみると美和から電話だった。


「もしもし、はる!仲直りしたよ!!」

「よ、よかった……」

「……はる、なんかあった?」


美和はすぐにわたしの異変に気付いたようだった。

途端に涙があふれてきた。


「美和ぁ、どうしよ〜〜!」