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放課後、うかれた気分のままのわたしは
秀の教室へと秀を迎えに行った。

普段ならこんなことしないけど、うかれている今のわたしは別だ。


教室をのぞくとちらほら人が居て、秀は机に腰掛けていた。


「秀ー！帰ろうー？」


わたしの声に気付いた秀の視線はなぜか
鋭い。


え、？


でもそれは一瞬のことで、すぐに立ち上がると秀はこちらへ歩いてきて、珍しいねと微笑んだ。


秀……？
なんか、さっき怒ってたような……


胸の中のもやもやは学校を出て、歩いていても消えなかった。

秀は あの時以外はいつも通りだったけど
それが余計に気になる。


わたしが立ち止まると、秀も立ち止まった。


「秀、怒ってる……？なんで？」