美和と光汰くんを仲直りさせてあげたい。
でもどうすればいいのかな?
わたしに何ができる……?
考えても、考えてもどうしたらいいか
わからない。
うーん……
「…ね、はる?」
「ぅえ!?」
突然秀の顔が目の前に現れたのでびくっとして歩くのをやめる。
秀は不満そうに眉をよせて、聞いてた?
と聞いてきた。
「ごめん…なさい。」
思わず俯くと、秀は少し間を置いてため息をつくようにまぁいいけどと言った。
その後は秀もわたしも何も話さなくて、
なんだか嫌な雰囲気のままだったけど
別れ際、秀は小さく笑ってバイバイ。と言ってくれたのでちょっとほっとした。
気をつけなきゃ…!
わたし達まで嫌な雰囲気になりたくないしね…明日秀に謝ろう。

