こうなったのは俺のせいだ。 宮坂――――。 俺最悪だな。 何処にいるんだ?? 宮坂とペアになれてすごく嬉しくてすごく緊張して…… なのに……! 「ちょっ!河野?!お前どこ行くんだよ?!」 俺は気付いたら走り出していた。 「待てって!!あっっ!秋も!!」 スタート地点から宮坂と歩いた道を探す。 暗くて全然分からない。 懐中電灯もないから。 アイツはそれで一人でいるんだ。 宮坂に何かあったら俺は……! 走るスピードをはやめた。