――な…


「加奈〜!」


――バチンッッ!!



「ッッ痛いーー!」



ほっぺがヒリヒリ…


起きると目の前には茜が居た。


「茜ー…。痛いじゃん!」

「起きないアンタが悪い!」


「茜のバカ〜!」


「だって何回呼んでも起きないから…しかも電話してって言ったじゃん!」


「あ…ごめん…。」


そうだった。

終わったら茜に電話
する事になってたんだ!


疲れて忘れてたっっ!


「別にいいけど……あ!肝試しのペア決めるから集まれだってー!」


「マジでか…」


「うん!ほら行くよ!」


あたしは茜に腕を引っ張られながらついていった。