★エスコイ★











「おはよーう!」


「おはー。加奈何かいい事あった??」


「へ??」


わかったのかな??
てかあたしご機嫌に
見えるの??



「だって顔がめっちゃ笑ってる。アンタの場合イツモにこにこだけどねっ」


うーーーん。
この茜の言葉に喜んでいいのだろうか?



もちろん昨日の秋くんの
“ありがとう”
でご機嫌なのは本当だ。



もしかすると…今日からはちょっと優しくなるんじゃないかな??

とか思って……。


廊下の方から女の子たちの甲高い声が聞こえてきた。


きたあーーー!



あたしはドキドキしながら席に座っていた。




ガラガラ―――


「宮坂さん、秋葉さんおはよう。」


ヤツはイツモの王子様
スマイルであたしたちに
挨拶した。


ここまではイツモどうりだ。


この後………


――――バンっっ


「っ痛いじゃん!!」


「お前が挨拶を無視するからだろ?」


はあーーー

変わってない。



優しくなるって少しでも
期待したあたしがバカだった。