「別にもういいよ!…気にしないで!」 秋くんはびっくりした顔を見せるとあたしに近づいた。 へ?何でこっち来るの!? 秋くんの顔が近づいてくる。 「ヤダあ!来ないで!」 目の前にある大きな体を押した。 ―――チュ。 あたしの唇に柔らかいものが触れた。 「っ!何するの!?」 「2回目♪」 くそう… ムカつく………… 自分でも顔が赤くなっているのが分かる。 「じゃあな!気を付けろよ!?送ってこうか?」 「結構ですっっ!!」 あたしはそう言って運動会並みの早さで走って帰った。