「おぃ。」
―――――???
男がぴたっと止まった。
「お前誰だよ!?」
「こいつの彼氏だけど??」
――――――はい?
彼氏??
暗くてよく分かんないけど………
秋くん??
「んだよ!邪魔してんじゃねーよ!!」
そう言って男たちは行ってしまった。
良かったあ………
じゃなくて…!
「……秋くん?」
「は??」
やっぱり……
でも何で………
「何でここにいるの?」
「何でっって俺んちの前だし………」
えっ、そうなんだ!
「…ったく……俺が来なかったらどうなってたか分かってんの??」
そーだよね………
秋くんがいなかったら…………。
「……ありがと。」

