《ジャム☆》


「わあ〜!おしゃれな店だね!」


「でしょ!?昨日見つけたんだ♪」


あたしたちは今茜がいいって言ったジャムって店にいる。


全部木でできていてとても落ち着く。


「で……?話したい事っって?」


茜がいきなり聞いてきた。


そんな急に!?


あたしは迷ったけどやっぱり言う事にした。



「びっくりしないでよ?」


「うん。」


「キスされた……」


「……誰に?」


「秋くんに……。」


言っちゃった…


「秋くんって…何の?」

「浅井…………。」


茜はびっくりしすぎて
声が出ないみたいな感じになってて…………


当たり前か…??


「茜…??」


「ホントに?」


「うん。」


「あの秋くんが??」


そーーーだよ。
アイツが………


「あいつが急にっあんなヤツほんと大っ嫌い……!」



あんなのにキスされたのが 悔しい……



「加奈…………。」



茜はそう言って下を向いているあたしの背中をやさしくたたいた。