しばらく歩いて、
急に秋くんが止まった。
「どうしたの?」
「別に…」
別にって…
じゃあ何でこんな道の
真ん中で止まるんだ?!
「別にじゃないでしょ?!」
あたしは下を向いている
秋くんを覗きこんだ。
「ばかっ覗くな!」
あ…
秋くんの顔が
「真っ赤だ」
照れてる?
「お前があんな事言わせるから…」
「なっ!あたしのせい?」
「当たり前だろ!お前はばかか。いきなり俺のこと避けたりするから……」
「う…ごめん」
それはあたしも流石に
悪いと思っている。
「心配した」
そう言って秋くんは
あたしの頭をぽんっと叩いた。
あたしのこと心配してくれてたんだ。
ぽっと心が温まる感じがした。
「それと、さっき言ったこと本当だからな。」
さっき言ったことって…
『俺がこいつのこと好きなの』
思い出してぼっと顔が
赤くなる。

