★エスコイ★









しばらく歩いて、
急に秋くんが止まった。



「どうしたの?」


「別に…」



別にって…

じゃあ何でこんな道の
真ん中で止まるんだ?!



「別にじゃないでしょ?!」



あたしは下を向いている
秋くんを覗きこんだ。



「ばかっ覗くな!」



あ…
秋くんの顔が

「真っ赤だ」


照れてる?


「お前があんな事言わせるから…」


「なっ!あたしのせい?」


「当たり前だろ!お前はばかか。いきなり俺のこと避けたりするから……」


「う…ごめん」



それはあたしも流石に
悪いと思っている。



「心配した」



そう言って秋くんは
あたしの頭をぽんっと叩いた。



あたしのこと心配してくれてたんだ。


ぽっと心が温まる感じがした。



「それと、さっき言ったこと本当だからな。」




さっき言ったことって…





『俺がこいつのこと好きなの』




思い出してぼっと顔が
赤くなる。