★エスコイ★







「嘘でしょ?どういう意味??」



「どうってそのままの意味」




「な、なんで?!」





「俺がこいつのこと好きなの」










『俺がこいつのこと好きなの』










ああもう、

頭がついていけない。




嬉しすぎて
何か起きてるのか分かんないよ。





周りの子たちが叫びだした。



「その女より私の方が…」
「秋くんは私たちの……」






「五月蝿い。いい加減鬱陶しいんだけど。」




低い声で秋くんは
そう言った。



う、五月蝿いって…


言い過ぎじゃ…??





「最低!」


「秋くんがそんな事言う人だとは思ってなかった!」




そう言って周りの子は
どこかに行ってしまった。



当たり前か…


みんな秋くんは
優しくて完璧な人だと思っるはずだし。


実際あたしもそうだったな



「何ぼーっとしてんの?」



「い、いや?何でもない!」




「ふーん?じゃあ帰るぞ」




「うわぁ!」





いきなり手を引っ張られて歩きだした。