あたしは外にとびたしていた。 あたしばかじゃん。 もっとちゃんと 伝えるはずだったのに… しばらく走って近くに あったベンチに座った。 「寒いな…」 制服のままだし… 何もしてないのに 自然と涙が流れてくる。 「―――――…っ」 自分が嫌いだ。 もうほんと嫌い。 なんでこんなにも 涙が溢れてくるんだろ。 もう… 「秋くんも嫌いだあーーーーーーーっっ」 ―――――ぎゅ。