あ…。
そういえば…
あたし河野くんにキスされたんだ…
それで好きって言われて……
うーん…
―――ガチャ
「ん…??」
いきなりドアが開いた。
寝ている体をドアに向けると秋くんがいた。
「秋くん?何で…っ」
確かさっき研修に
行ったはず…
「行かない。」
え、、、
行かないって…
ちょっとあなた..
「何でーーっ!!」
「お前おいて行けるわけねえだろっ!!」
―――どき。
「べ…別にアタシは…」
「うるさい。」
こ…
怖いーーっ!!
なんだっていうんだ!
何であたしがそんな事言われなきゃならないんだっ!!
さっきの<どき。>は
何だったんだーー!!!
「あたし大丈夫だしっ!!さっさと出てっもがああっっ!」
っあーーー!!!
痛いーーっ!!
「ホラ。動くと傷口開くよ??」
くっっ くそう……
秋くんはニヤッと笑ってあたしを見ている。
Sだあ…
完璧なるSだ…
あたしは涙目になりながら秋くんを睨んだ。

