分かっていたことだけど、辛かった。
私は教室を飛びたした。涙がでなかった。

私が帰っていると、

「柚子!帰ろう!」

振り返ると杏那ちゃんがいた。
私の顔をみた瞬間杏那ちゃんは

「柚子、何かあった!?」
その言葉に私はたまった涙が溢れだした。
そのまま、杏那ちゃんに抱きついた。杏那ちゃんは身長が170センチある。私は150ぐらいだ。
杏那ちゃんはびっくりしていた。

「柚子、どうしたの!!」

私は杏那ちゃんに支えられ、近くの公園にいった。
私の話しを聞いた杏那ちゃんは

「何それ!!意味わかんない!柚子、殴りにいっていい?」

「大丈夫!杏那ちゃんに話したら落ち着いた♪」

「でも…。」

「大丈夫だよ!塚本くんの気持ち聞けたし…!」

それでも、杏那ちゃんはきかなかった。
私は杏那ちゃんを必死に説得した。
杏那ちゃんは渋々帰っていった。