私たちの学校はもうすぐ体育大会だった。
「はぁ~~。先生の話長すぎ!!」

「暑いね。もうちょと日焼け止め塗ってくればよかったね」

「うちはもう黒いから塗っても意味ないから」

「そんなことないよ柚子ちゃん!今からでも遅くないよ♪」

「響嘉はやさしいね!!」

そのあと、最後の準備をした。 その日は百合奈が部活が休みだったから一緒に帰ることにした。

「ふ~~。つかれたね。」

「つかれたね!そういえば柚子はなんの種目にでるんだっけ?」

「うんとね、200メートルだよ♪百合奈は?」

「 一般の100メートルだよ♪」

「そっ~か。がんばろうね!部活はどんなかんじ?」

「う~ん。あんまり、楽しくないし。嫌な人が多いし。」

「そうなんだ。でも、百合奈バスケ上手いからやめちゃダメだよ!!」

「大丈夫。やめないから♪」


家につくとお母さんがお弁当の下ごしらえをしていた。

「明日、何時に家でるの」

「う~ん、7時半ぐらあからかな」

私は部屋でふとあの男子のことを思い出した。名前なんだったっけ?ふとそんな事を思っていた。

「今度、話してみようかな!?」

そう思うとなんだか眠れなかった。まぁ、明日が体育大会だってこともあるんだろうけど。