雨上がり☆kiss ~ツンデレ姫と甘えんぼ王子~





嬉しい...





嬉しさが込み上げてきて、思わず胸元を押さえる。





「どうしたんだ?」




嬉しさのあまり、体が震えていた。






「・・・なんでもない、伝えてくれて―――











・・・ありがとう」








あたしは素っ気無い態度をとり、一哉クンに背を向けて歩き出す。