ある日、彩音がしょんぼりして学校に来た。

どうしたか聞きたかったけど、聞きずらかった。



1時間目は俺の授業。

くだらない絵を描かせて、授業の時間を潰そうと考えているクラスの奴ら。


そう、俺は絵が糞下手。


由佳も当たり前だけど、その一味。

由佳が
「ねぇ、先生~ニュートンさん書いて☆」

ニュートンとは力のことを研究した人。

なかなか難しい問題なため、髪の毛もじゃもじゃ、目は点のニュートンを描いた。


由佳が
「うわ〜キモい」

と言った。
その時ドアは開いた。