「ウチは2人が幸せになれるんだったら、結婚してもいいと思うよ。」


おじさんは深くうなずいた。しかし、

「分かった。だけど、俺は反対だ。」


「お父さん、瑞穂さんを僕に下さい。」
原田はこう言った。

「俺はいつから、お前のお父さんになったんだ。散歩行ってくる。」
って言って、おじさんは家から出ていった。


「あの人はあーゆー人だから仕方ないの。」
佐知子さんがフォローしたけど、2人は黙ったままだった。