「佐藤優斗のばかぁっ!!!」 真由は思わず、本人の背中に向けて叫ぶ。 「真由ちゃん…。」 ほのかが心配そうに真由の名前を言った。 佐藤優斗が振り返ることはなかった。 真由達はそのまま、移動教室へ向かった。 ばかばかばかっ! もう、知らないっ、あんなひと! …でも、アイツの背中が笑ってたように見えたのは、……気のせい?