私はある決意をした。 中栄監督にもう一度会って話をする。 字でうまく伝えられないのならば、話せばいい。 「相川彩音、努力します!」 私はクリに話し掛けた。 「本当に喜怒哀楽の激しい人間だよな。」 兄に言われた。 「悪かったね。 独り言の次ぐらいに悪い癖です!」 「頑張れよ! 相川彩音!」 兄の口から初めて聞いた、 『頑張れ』――。 ものすごくうれしくなった。