マイワールド

中栄は思い出した。

「そうそう、これ。

おまえにプレゼント。

大げさなものじゃないけど。」

中栄は、
昨日録音したCDを渡した。

「何、これ?

『ライオンの爪』?」

優菜は不思議そうにCDのあちこちを見た。

「よかったら聞いてくれよ。

今じゃなくて。」

「了解。

『中栄作曲、“ライオンの爪”』ですか。」

「だから、
そんな大げさなことじゃ……」

「わかってる、わかってる。」

優菜はそのCDを大事そうに、
部屋にあるCDデッキの横に置いた。