マイワールド

けれど、しばらくして目に力を入れた。

「じゃぁ、
ネイルが、俺とランを会わせてくれたのかな。」

すると、優菜はフッと笑った。

「夢のある話だね。」

「……俺はマジでそう思ってるけど。」

中栄は少し腹を立てた。

「いいんじゃない?

死んだ動物にそんなことができるかどうかなんて、
まだ誰にもわからないんだから。」

「……おまえはどう思ってんの?」

「さぁね。」

そう言うと、
優菜は早歩きで中栄を追い越した。

だが、途中でピタリと足が止まった。

「あ!

辞めるのはかまわないけど、
逃げないでよ。」

顔だけを中栄に向けて言った。

「は?」

「新しくなった動物園には来てねってこと。」

「……わかってるよ!」

中栄は照れ臭そうに言った。