中栄は眉間にシワをよせた。
「あんたの国語力はここまでか。
じゃぁまだマシなあたしが手助けしてあげる。
……ネイルちゃんがこの動物園の檻に入れられたせいでこうなったこと
……それが悔しい。
悔しいだけだから涙が出ない。
っていうより、
『悔しい』を泣かない理由にしてるただの意地、でしょ?」
優菜がそう言うと、
中栄は目を見開いた。
「正解?」
優菜は聞いた。
でも、中栄はすぐに顔を作り直して、
「かもしれないな。」
としか言わなかった。
「素直になれよ!
若き少年!」
「おまえと同い年だよ。」
中栄は笑わずに言った。
でも、優菜はかまわず笑顔で言った。
「悔し泣きすればいいじゃん。
一人にしてあげるよ。
みんなが来るまで。
好きなようにしな。」
優菜はこの部屋を出て行った。
「ネイル……。」
いきなり涙が溢れてきた。
泣いた。
悔しくて。申し訳なくて。罪悪感に押し潰されて――。
時間がわからなくなるまで涙を流した――。
「あんたの国語力はここまでか。
じゃぁまだマシなあたしが手助けしてあげる。
……ネイルちゃんがこの動物園の檻に入れられたせいでこうなったこと
……それが悔しい。
悔しいだけだから涙が出ない。
っていうより、
『悔しい』を泣かない理由にしてるただの意地、でしょ?」
優菜がそう言うと、
中栄は目を見開いた。
「正解?」
優菜は聞いた。
でも、中栄はすぐに顔を作り直して、
「かもしれないな。」
としか言わなかった。
「素直になれよ!
若き少年!」
「おまえと同い年だよ。」
中栄は笑わずに言った。
でも、優菜はかまわず笑顔で言った。
「悔し泣きすればいいじゃん。
一人にしてあげるよ。
みんなが来るまで。
好きなようにしな。」
優菜はこの部屋を出て行った。
「ネイル……。」
いきなり涙が溢れてきた。
泣いた。
悔しくて。申し訳なくて。罪悪感に押し潰されて――。
時間がわからなくなるまで涙を流した――。


