「ネイル! ネイル!」 夜の町を無我夢中で走った。 「電車……電車! ……ない!」 もう電車は動いていなかった。 「なんでだよ……」 次の電車まで後一時間は待たなくてはならない。 それでは間に合わない。 「ネイルが……死んじまう!」 そう叫んで、時刻表を思いきり殴った。