工事中、職員達はその手伝いをすることになっている。 道具を運んだり、 散らかった檻の掃除をいつも以上にしたり――。 そんな忙しい中でも、 中栄は毎日ネイルに会いに行った。 けれど、ネイルは回復する様子を見せてくれなかった。 「なんでだよ……?」 中栄はその度に、こうつぶやいた。