マイワールド



「この団結力は高校生なみだね。」

優菜が、男子更衣室で
中栄に言った。

「やっぱ?

俺もそう思った!」

「あんたと同じなの?」

「悪いかよ?」

「悪いね。」

「……つぅかおまえ、
男子更衣室入ってくんのやめろよな。」

「そのうちね。」

「……。」

中栄は口を尖らせた。

「そういえば、ネイルちゃん、
最近おかしくない?」

優菜は思い出したように言った。

「『おかしい』?

どういう風に?」

中栄は聞き返した。

「なんか……元気ないっていうか、
元気はあるけどなんか変っていうか。」

「そう?」

「ちょっと、ちゃんと見てあげて。

もしかしたら病気かもしれないから。」

「まさかな。」

「見てあげて!

あの子は、広い外国の動物園から来た子だから、
ストレスとかたまってるんじゃない?

場合によっては獣医の方とか呼んだ方が……」

「大げさな。」

「何かあってからじゃ遅いでしょ!

少し気をつけてあげて。」

「わぁったよ。」