「中栄、今日からライオンが入る。
担当はおまえだ。」
「えっ?
ライオン?
俺ですか?」
「あぁ。
猛獣は初めてだよな?」
「あっ、はい。」
「まぁ、頑張ってくれ。」
「はい。」
――全てはこの時に始まったのかもしれない。
この時辞めていたら……。
俺にはこの仕事は向いていなかった。
いや、長い目で見れば、『そのはずだった』……。
中栄はライオンの檻に入った。
「今日からこんな狭い所で過ごしてもらうのか。
同情するよ。
悪いな。」
中栄はライオンに話し掛けた。
「アォー。」
そのライオンは悲しげな声をあげた。
『ネイル』。
これがこのメスライオンの名前だった。
「『爪』か……。」
中栄はそうつぶやいた後、
ネイルに肉をあげた。
「いろんな意味でよろしく。」
――こうして、俺とネイルは出会った。
担当はおまえだ。」
「えっ?
ライオン?
俺ですか?」
「あぁ。
猛獣は初めてだよな?」
「あっ、はい。」
「まぁ、頑張ってくれ。」
「はい。」
――全てはこの時に始まったのかもしれない。
この時辞めていたら……。
俺にはこの仕事は向いていなかった。
いや、長い目で見れば、『そのはずだった』……。
中栄はライオンの檻に入った。
「今日からこんな狭い所で過ごしてもらうのか。
同情するよ。
悪いな。」
中栄はライオンに話し掛けた。
「アォー。」
そのライオンは悲しげな声をあげた。
『ネイル』。
これがこのメスライオンの名前だった。
「『爪』か……。」
中栄はそうつぶやいた後、
ネイルに肉をあげた。
「いろんな意味でよろしく。」
――こうして、俺とネイルは出会った。


