「おまたせ。」
私はお盆を持って部屋に戻った。
明はボーッと部屋の壁を見ていた。
「どうしたの?」
私が聞くと、明はハッとした。
「あ……いや、
あの写真、前言ってたクリって猫?」
明は、見ていた壁と反対側の壁にかけてある写真に視線を移した。
「え? あぁ、そうそう。
死んじゃったけどね。」
「聞いたよ。
猫ってさ、人間の何倍ものスピードで生きてるんだよな。」
「うん……。
でも年寄りになっても可愛いんだよね。」
「そのとおりだ。」
明と話していると楽しい――。
そう思った。
「相川、なんか最近悩んでる?」
「えっ?
別にそんなこと……。
なんで?」
「なんか、最近『動物と人間が』……とか言わないじゃん。」
「あぁ。
なんかわかんなくなっちゃったんだよね。
いろいろありすぎて。」
「そっか。」
「大丈夫だよ。
何も悩んでないから。
そのうち元に戻るよ。」
「了解。」
お菓子はあっという間になくなった。
後五分で九時になる。
時間が止まってほしい。
明と
もうすぐ――。
私はお盆を持って部屋に戻った。
明はボーッと部屋の壁を見ていた。
「どうしたの?」
私が聞くと、明はハッとした。
「あ……いや、
あの写真、前言ってたクリって猫?」
明は、見ていた壁と反対側の壁にかけてある写真に視線を移した。
「え? あぁ、そうそう。
死んじゃったけどね。」
「聞いたよ。
猫ってさ、人間の何倍ものスピードで生きてるんだよな。」
「うん……。
でも年寄りになっても可愛いんだよね。」
「そのとおりだ。」
明と話していると楽しい――。
そう思った。
「相川、なんか最近悩んでる?」
「えっ?
別にそんなこと……。
なんで?」
「なんか、最近『動物と人間が』……とか言わないじゃん。」
「あぁ。
なんかわかんなくなっちゃったんだよね。
いろいろありすぎて。」
「そっか。」
「大丈夫だよ。
何も悩んでないから。
そのうち元に戻るよ。」
「了解。」
お菓子はあっという間になくなった。
後五分で九時になる。
時間が止まってほしい。
明と
もうすぐ――。


