私とカナッペは近くの喫茶店に入った。
「喫茶店なんてウチ初めて。
で、どうしたの?」
私はしばらく黙っていた。
「ネーヤア?
そういうのむかつくんだけど。
本当はみんなと祝いたいのに、
わざわざ時間使ってるんだから!
言いたいことはちゃんと言って!
ウチ、黙ってる人の気持ちがわかるほど器用じゃないの。」
カナッペは顔を真っ赤にした。
私がしたいのはいい話ではないことがわかったのだろう。
「カナッペさぁ、金賞うれしい?」
私はつぶやくように言った。
「だからぁ、なんで回りくどく言うわけ?
いらいらしてくる。」
カナッペが本気になってきた。


