マイワールド

「金賞の発表です。

……今回は四校が受賞しています。」

休憩時間以上の緊張感が会場を包み込む。

「金賞は……プログラムナンバー一番。

亀泉中学校。」

途端に、亀泉中学校のみんなが叫んだ。

涙を流したり、抱き合ったり――。

「続いて、プログラムナンバー三番。

西中学校。」

ドキ――。


西中学校のみんなも、
同じように叫んだり抱き合ったりした。


でも、私の席からはよく見えないが、ただ一人、それができない人がいることが予想できる。

こんな金賞を喜んでいいのだろうか。

失敗した人を卑怯に責めるような部活の金賞は、
本当に輝いているのだろうか。


悔しい。


私は知らないうちに拳をにぎりしめていた。