それに比べ、美術部は特に燃えることはない。
「今年もシケた部だなぁ。」
部長の吉岡(よしおか)が言った。
「吉岡、それでホントに部長?
それは思ってても言うな。」
副部長の私が意味もなく言った。
「だって見てみろよ。
おまえのラブな人がいるサッカー部なんて、
バリバリ燃えてるぜ?」
「わざわざ言わなくていいから。」
「サマーバケーションか……。
ここにいると思い出作れねぇな。」
「発音悪いよ。
『サマーベイケイション』。
下唇噛まなきゃ。
発音記号確認しなよ。」
「どうでもいいよ、そんなこと。」
「まぁ、そうだね。
それより、真面目に美術に興味があって入部した人だっているんだから、
でかい声でそういうこと言うのやめなよ。」
「今年もシケた部だなぁ。」
部長の吉岡(よしおか)が言った。
「吉岡、それでホントに部長?
それは思ってても言うな。」
副部長の私が意味もなく言った。
「だって見てみろよ。
おまえのラブな人がいるサッカー部なんて、
バリバリ燃えてるぜ?」
「わざわざ言わなくていいから。」
「サマーバケーションか……。
ここにいると思い出作れねぇな。」
「発音悪いよ。
『サマーベイケイション』。
下唇噛まなきゃ。
発音記号確認しなよ。」
「どうでもいいよ、そんなこと。」
「まぁ、そうだね。
それより、真面目に美術に興味があって入部した人だっているんだから、
でかい声でそういうこと言うのやめなよ。」


