マイワールド



「じゃぁ、お昼ご飯はここで三人そろって食べてね。」

ここは、病院の一番奥にある小さな事務所だ。

「じゃぁ、時間になったら来るから、
それまでに食べておいてね。」

事務所を出ていく瞬間、
金山先生の顔が一瞬真顔になった。

無理矢理な笑顔より、真顔の方が彼女には合っている気がする。

「あぁ、午後楽しみだなぁ。

受け付けだぜ?」

ケンが上を向いて言った。

「金山先生目当てでしょ?」

私は眉を上げた。

「まぁな。」

「それより、どうだったの?

入院室……。」

「何かすごかった。

猫とか可愛い。」

「そっかぁ。」

私とケンの会話はここでストップした。

実の悲しい顔に気付いたからだ。