『二年、三浦(みうら)レミ』
ずいぶん昔のプリントが足元に落ちている。
私は無意識に拾い上げた。
「レミ、プリント落ちてるよ!」
そう叫んでみたものの、
放課後の教室は私一人だった。
ちょうど今は、どの部活も片付けをしている頃だろう。
「はぁ……。」
仕方なく、それをレミの机の上に置くことにした。
だが、手が止まった。
プリントの裏には、何やら文字がぎっしりと書かれている。
不吉な予感に襲われ、読んでみることにした。
『ゆり、はるへ。
ゆりは、読んだらはるに廻してください。
はるは、読んだらすぐにこれを捨ててください。』
間違えなく、レミの字だ。
『もし、恵子の悪口をネーヤアに聞かれちゃったら……のマニュアルだよ!
ネーヤアはウザイけど、ウチらの仲間にすれば絶対に恵子を潰せるから。
悪口を聞かれちゃう=ビックチャンスだから! (笑)』
文字を追っていくうちに、手が震えてきた。


