輝星side

「それじゃぁお母さん行ってきます!!」

「あら?朝ごはんは?」

「そんなの食べてるヒマないよー!!遅刻したゃうッ」

私は慌てて玄関まで走った。


「あらら、慌ただしい子ねぇ。結城君ならとっくに学校に行ったわよ?」

「え!?結城…なんで起こしてくれなかったのよ!!」

私が叫ぶと母はわざとらしくため息をつく

「あんたの方が世間体的には一応お姉ちゃんなんだからいつまでも弟に頼るんじゃないの!」

「ゔ…だって」

「だってじゃありません!!だいたい貴方は結城君に対して…」

母がグチグチと喋りはじめた

「もーッ!分かったよ!!遅刻しそうだから行くね!?」

「あ!!こら輝星!!」

母の声を無視して玄関の扉を閉める。








そのまま学校に向かって走った。