輝星side



結城の部屋…
久しぶり。







私は辺りを見回していろんな事を思い返していた。


これははじめて会った時にみんなで撮った家族写真だとか…。

私が貸した漫画だとか…。






結城は布団に丸まって顔も見えない。



「…結城?」

返事は無い。


寝てるわけでもない。







いつからだろう。









結城が冷たくなった。









「…ちゃんと勉強してるの?」
結城の机の前に立つ。


本棚から教科書を取り出す。


「懐かしい。1年の頃の数学だ…」

「え…!…待って!!開くな!!!」

突然結城が飛び起きた。


「…え?」


…ポロ


何かが教科書から落ちる。







「…何…これ。」



白い…ビニールに入った…









――!!