私は少し涙目で陸を見た。 すると少し顔を赤くしてから、私の頭を撫でてきた。 「ん。大丈夫だから。 取り敢えず下は見るなよ」 「・・・う、うん。 っていうか頭を撫でるの止めて運転してよ!! 落ちる!落ちるから!!」 「落ちねーよ、バーカ」 そう言って陸はにやりとしながら、舌をベッと出した。 そんな顔したって・・・・。 「怖いからー!! ちゃんと運転してよ!!」 「はいはい」 陸は言われた通り、ちゃんと運転し始めて、前を向いた。