12月24日。

それは世界中何処でもクリスマスイブ。



世界中何処でも子供達がプレゼントを待ち遠しくしている。



そして、世界中何処でも恋人達が夜の街を腕を組んで歩いている。








なのに私、栗野海(クリノ・ウミ)は・・・・・




「はぁ・・・・」




ため息をつきながら、一人寂しく夜空を自分の部屋のベランダから眺めている。





あ゛ぁ・・・・。



友達に言われた通り、彼氏一人でも作れば良かった・・・。






そんな友達は皆、自分達だけ彼氏作って、今日は私を寂しく残して遊びに行ってしまったし・・・・。